円空仏と仏師

円空仏と仏師

東京国立博物館140周年 特別展

展示されている円空仏(1)

展示されている円空仏(2)

円空と長間薬師寺

円空と高賀神社

円空仏と仏師

円空と千光寺

円空と栃尾観音堂

仏師とは

仏師の歴史(1)

仏師の歴史(2)

円空仏と仏師

仏師とは

仏師とは、仏像をつくる人のことで、仏像を制作する職人職種です。

仏師について

仏師とは、仏像をつくる人のことで、仏像を制作する職人職種です。ただ単に木材を、彫るのではなくて木の中の仏を彫り出して木の有する仏性を、形にしていく作業なので修業が必要とされます。注文主との、打ち合わせ、対話してから仏像を制作する事になります。

一人前の仏師になるには

一人前の仏師になるには、非常に長い年月が必要と言われています。そして複数の職人がいるところでは小仏師という、助手的な職人や大仏師という主任の彫刻家がいるところもあるようで、仏教の修行をしていると仕事の幅が広がるようです。

仏師の仕事(木を彫る)

木を彫る木彫仏、石を、彫る石仏、金属を溶かして作る金銅仏、和紙などを、型に貼り重ねる塑像(そぞう)仏などがあり、仏師はその、いずれかを専門として、多くの場合は個人的な仕事場で、手作業を中心に製作しています。宗教的礼拝の対象として、また美術品として、親しまれてきた、その仏像を作るのが仏師の仕事です。

仏師の仕事(修理)

仏師は古い仏像の修理を依頼されることもあります。仏師の仕事は仏像の製作を通して、人々の心にやすらぎを与える仕事です。仏師になるには、資格や免許は特に、ありませんがベテランの仏師の仕事場や工房に入りその指導を、受けながら技術を磨き仏師となるのが一般的です。

仏師の仕事の手順

木彫仏の場合で見れば、製作法には頭部と腕などを胴体とは別に、作る寄木作りと、1本の木から全身を彫り出す一木彫りが、ありますが、いずれの場合もまずは(木取り)をします。材料となる木材に直接下絵を書き、不要な部分を削り取り、次の(荒削り)に移ります。全体のバランスが決まる荒削りは、最も難しい作業です。作業を重ねて、角張ったところを、滑らかにしながら徐々に細かく削っていきます。顔や手は、仏像の表情を表現する最重要の部分なので、鑿を持つ手の、動きのわずかなズレが表情を変えてしまいます。仏師は、こうした作業をするときには(祈るような気持ちだ)といいます。

仏像の力

仏像は仏教と密接に関わっているため技術的な考え方以外に人の心に自然と溶け込むような不思議なパワーがあると思います。それは千年以上前から時代の流れと共に人の苦しみや悩み、願い等、人の営みの中で、苦しみの声をやさしく聞き入れてくれるお姿へと変化して行き、今のお顔やスタイルになったのだと思います。時代の年表を見て照らし合わせると何があってこの姿になったのかと分かってくる気がします。

仏師の年収

神仏にかかわるものなので、一体の額などは明らかにされていませんが、文化芸術品でもある仏像ということで、高い評価を得て、国宝級の品の修理を承る立場となると高収入ですが、見習い期間は厳しいとされています。類まれなる技術を要する仏師の賃金を改善し、後継者が憧れる職業となることを期待します。日本の仏師の精神性から作られる仏像は、中国製の仏像と比較できるものではなく、将来の日本に残すべき技術の一つであると捉えてられています。日本人仏師の仏像の魅力を発信し、1300年以上継続している仏像彫刻の歴史を遺していくためにも、見習い期間の年収も改善されて欲しいものですね。

工芸の最高峰

仏師になるには

像は奈良、平安、鎌倉頃の時代に形が完成したといわれ、その形を忠実に伝承していく事が現代の仏師の役目となっています。仏師とは簡単に言うとその仏像を専門に制作し職にしている人の事を言います。他にもお寺や仏壇にある古くなって壊れている仏像を修復する仕事も行っています。その為、自分の好きなように彫れるわけではなく決まり事に基づき制作を行う必要があり、制作者はその決まりごとの中でそれぞれの思いや、工夫を取り入れるのです。

仏師の仕事とは?

仏像を彫る職人。寺院や個人の依頼を受け、新たに仏像を彫るほか、古くなった仏像を修理したりもします。免許や資格は必要なく、キャリアを積んですでに独立し活動しているようなベテランの仏師の工房などに入ることからスタートするのが一般的です。ベテラン仏師の指導のもとで知識の吸収とスキルアップに励みながら、仏師としてのセンスを養っていきます。仏師として一人前となり、独立まで果たすには長い年月が必要となります。

仏師への道のり

長い日本の仏教文化の中で仏師という職業の技術は1300年以上もの間、師匠から弟子へと脈々と伝承されて来ました。その間、沢山の工夫と努力が積み重なり、芸術的にもとても完成度の高いお姿が現されています。さてこの仏師という職業ですが、いったいどのようにすればなることが出来るのでしょうか?

二通りの道

仏師になるには、大きく分けて2通りの道があります。

双方とも、あくまで基礎能力習得期間で、実際に一人前になるにはまだまだ時間がかかります。

仏師に向いている人

仏教や仏像をはじめ、日本の歴史や伝統文化に造詣の深い人。繊細な作業をこなす手先の器用さや几帳面さ、黙々と長時間作業を続けられる集中力のある人などが向いています。資格は特に必要ありませんが、資格彫刻刀の知識から、仏像に関する知識、仏像彫りのための高度な技術が必要。一朝一夕で得られるものではなく、修得までには長い年月がかかります。

仏師の働く場所・雇用形態

仏氏は工房で職人として働くことが多く、ベテラン仏師に一人前として認められれば独立も可能です。仏像教室の講師のほか、最近ではホームページなどを活用して仏像製作のPRに努める人もいるなど、商売の在り方の幅が広がってきているようです。

仏師の収入の初任給 

工房に弟子として就職した場合、10万円前後と言われています。住み込みなら住居費や生活費が負担される場合もありますが、いずれにせよ、修行中の給料はお小遣い程度が一般的です。

仏師と修行

仏師になる方法として、修行として仏師に師事する方法があります。資格は不要ですが、仏教徒であることが必要です。仏教の修行をしていると有利になります。出来ることでしたら仏師の師匠に弟子入りし一定期間(5年~10年)の年期を務める中で技術を覚えていくことが最善の方法です。

修行のメリットデメリット

この方法は、師匠の仕事状況(現在仏師の仕事は外国製品の影響などでここ数年間低迷しています)や弟子を育てるという考え方の中で入門させて頂くことは大変難しいですし、また例え入門できたとしても初めの1年~3年は師匠や兄弟子のお世話から雑用までどんなことでも対応していかなければならず、その合い間に彫刻仕事を少しずつ覚えていくという状況になります。それでも腕を上げていけば徐々に重要な仕事をさせて頂ける様になっていきます。

修行後

修行が終わり、職人として工房に残ることも出来ます(師匠の仕事状況によります)職人になるとそれなりの給料を頂くことが出来ます。また師匠の許可の下、雅号(芸名)をつけて頂き、独立をすることも可能です。しかし仏師として独立した後は仕事を安定して獲得することが大変難しく、独立後10年内に仏師を辞めざるをえなくなるケースが大変多いのが現状です。

やりがい

以上の事から、習い始めから独立まで約10年間という大変長い期間を要し、またその後の道も厳しいという、若い方が挑戦するには大変リスクの高い職業だといえます。しかしながら、現在活躍されている仏師は日本中に沢山いらっしゃいますし、世の中に必ず必要な職業ですのでやり方しだいでは仏師として生涯を全うするということも可能です。それでも道は困難ですが、日本の伝統文化からみましても自分自身の力で一つの木から仏像を制作するという仏師の仕事は例え生涯をその道に捧げたとしても大変やりがいのある素晴らしいものであるということはまぎれもない事実であります。

うまい棒で円空さん?

仏像彫刻のすゝめ